Thursday, January 14, 2016

2016 Standard Mileage Rates for Business, Medical and Moving Announced

2016年のStandard Mileage Ratesが公表されています。原油価格の下落を受けて、1マイルあたり54セントと、2015年の57.5セントから3.5セントの下落になっています。そもそもStandard Mileage Ratesとは、何のために設定されているのか。Rev. Proc.2010-51に詳細が記載されていますので、下記のリンクのさらに先にリンクで、時間があるときに確認するとよいと思われます。主な留意点は以下の通りです。
  • ビジネスのために自動車を利用している場合、実際の金額(減価償却費、ガソリン代、修繕維持費等)か、当該Rateにより計算された価格のいずれか大きい方をDeductible expenseとすることができる。
  • このレートには、ガソリン代だけでなく、車の減価償却費、修繕維持費等も含めれている。したがって、会社が所有する車については、多くの場合、減価償却費を実額で経費としているであろうから、その車にかかるガソリン代や修繕費なども実額で経費することになるであろう(車の減価償却費と当該レートにより計算されたMileageを二重に取ることはできない)。
  • 一方、従業員が会社の車ではなく従業員自身の車をビジネスで利用し、従業員が会社に経費精算するケースもあろう。この時は、ガソリン代だけでなく、従業員の車の減価償却費や修繕維持費も会社が負担する意味で、当該レートにより精算するケースがよくみられる。会社側から見れば、当該金額はDeductibleである。
  • また、従業員から見た場合、当該Rateで計算された経費を精算により受け取った場合、従業員自身の課税所得に含める必要はない。
2016 Standard Mileage Rates for Business, Medical and Moving Announced

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